2014年5月14日水曜日

ドイツのエネルギーシフトが生み出す大きな可能性

ドイツのエネルギーシフトが生み出す大きな可能性
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 ドイツは、2050年までに、エネルギーシフト(エネルギーヴェンデ→エネルギー
大転換、維新)を実施することを2010年の秋に決議、2022年までの脱原発、2050年
までの脱化石燃料を掲げています。具体的には、大規模な省エネ対策により、一次
エネルギー供給量を毎年2%ずつ減少させ、50年までにエネルギー需要を半減
させること、そして残りのエネルギー供給を電気にシフトし、それを再生可能
エネルギーで供給することを挙げています。

 その特徴は、単なる抽象的なフレーズを声高に叫ぶのではなく、しっかりとした
ロードマップを描き、再生可能エネルギーの割合や省エネの進展度などを5~10年
ごとに政策目標値として設定し実現していく点にあります。

 ドイツに存在する再生エネルギーのポテンシャルは日本の1/9といわれており、
大部分は太陽光発電や風力発電という不安定な電源に頼らざるをえない状況です。
エネルギーヴェンデには、大きな壁が立ちはだかっているといえます。

 しかし、困難な壁に対して、ドイツではその問題を解決するイノベーションが
起こり、大きな市場が生み出されようとしています。環境コンサルタントの
村上 敦氏はドイツで展開されるエネルギーヴェンデの現状とその可能性について、
かつての日本と比較して述べています。


▼新連載 ドイツ・エネルギー事情
 ドイツのエネルギーシフトがもたらした市場とイノベーション
 http://nls.kankyo-business.jp/c/a6ugajyfm3cA7Uab

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