米ウォルマートが電力自給率100%へ、太陽光発電を倍増
ウォルマートは2013年12月末の時点で、全世界の再生可能エネルギーの導入量が年間に22億kWhを超える規模になっている(図1)。日本の一般家庭の電力使用量に換算すると60万世帯分に匹敵する。
これによりウォルマートが店舗などで使用する電力のうち24%を再生可能エネルギーでまかなうことができる。さらに2020年までに現在の3倍以上にあたる70億kWhへ導入量を増やす計画だ。
その一環で米国とプエルトリコを対象に太陽光発電の導入プロジェクトを倍増させる。現在までに約250カ所の店舗や物流センターに太陽光発電システムを導入済みだが、2020年までに500カ所に拡大する(図2)。
ウォルマートは世界27カ国に1万以上の店舗を運営していて、日本では傘下の西友が438店舗ある。日本を含めて2020年までに電力の使用量を2010年と比べて20%削減する目標を掲げて、各国でエネルギー管理システムやLED照明の導入を進めている。
太陽光発電を中心とする再生可能エネルギーの拡大と電力使用量の削減によって、2020年には年間に10億ドル(約1000億円)のコスト削減をもたらす見込みだ。同時に電力の自給率100%を達成する。
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