2012年2月25日土曜日

三重大学舩岡 正光教授 監修映画 「地球を見つめて」

23日にご講演をいただいた前田 雅之様 フルハシEPO株式会社からのお知らせです。
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昨日ご紹介した三重大学 舩岡先生が監修した映画と、iPadの無料アプリについてご紹介させて下さい。


1.科学技術未来館:地球を見つめて
http://www.miraikan.jst.go.jp/sp/chikyuwomitsumete/

東京のお台場に行かれる際は是非ご覧下さいませ。
炭素循環を通して、生物や地球のあり方を問いかける短編映画になっています。


2.iPad版電子書籍「地球マテリアルブック デザイン×科学のダイアローグ」
舩岡先生の提案する地球生態系におけるマテリアルフローの概念が、この基礎になっています。以下のサイトから、無料でダウンロードできます。

http://www.miraikan.jst.go.jp/linkage/goodstool/materials_book.html
http://itunes.apple.com/jp/app/id450450192?mt=8

2012年2月24日金曜日

CRN 2月研究会のご報告

2月23日に2月の研究会を開きました。
たくさんのご参加有難うございました。


大門 裕之様 豊橋技術科学大学からは
「産官学民・農商工観連携によるバイオマスパーク化構想」 というテーマで豊橋地区における
開発事例の発表をいただきました。
来年には一泊二日の環境施設を中心とした観光旅行の募集もするとか。
大変に楽しみなお話でした。


続いて前田 雅之様 フルハシEPO株式会社からは
「森林・林業復興と都市圏企業の役割〜フルハシEPOの取組みから〜」と題して同社の森林経営の変遷とこれからの構想を
お聞かせいただきました。


以下のところにパワーポイントと録音がありますのでどうぞ見てください。


https://skydrive.live.com/redir.aspx?cid=5f7356fb0d50962f&resid=5F7356FB0D50962F!293&parid=5F7356FB0D50962F!103&authkey=!AEzs2Etf6lQvlZs

2012年2月17日金曜日

【移動式循環水洗トイレ】 関西ピー・ジー・エス株式会社

以前CRNでご講演をいただいた関西ピー・ジー・エス株式会社鈴木 實様からのお知らせです。

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去る2月3日陸前高田市を訪問し、【移動式循環水洗トイレ】点検後市役所を訪問し、『岩手県の≪新しい公共支援事業申請≫』につき、指導を受けてまいりました。
その指導内容に基づき2月11日NPO/いわて銀河系環境ネットワーク集会で申請を行うことが決定されました。
2月10日~11日はY町訪問・釜石産業廃棄物処理場トイレの打ち合わせを行うなど中身の濃い東北行きでした。
その内容をご覧下さい。
http://kansaipgs.blog15.fc2.com/blog-entry-242.html

2012年2月1日水曜日

 1月度新年 基調講演 報告書
2012116
講師
東北大学 教授 
石田 秀輝様 
タイトル
「新時代の潮流をつくる」 
概要 石田 秀輝様は1953年岡山県生まれで、1978年伊奈製陶株式会社(現株式会社LIXIL)入社、空間技術研究所基礎研究所(新設)所長、技術統括部空間デザイン研究所(新設)所長、技術戦略委員会・環境戦略委員会兼任議長CTO、取締役などを経て、2004年より東北大学大学院環境科学研究科教授。工学博士。 特に生物の働きを製品開発に活かすバイオミミクリでは日本の第一人者です。
新時代の潮流をつくる とは ー 心豊かに暮らすということ ー  地球環境を考えることは心豊かに暮らすことなのです 
東日本大震災が、「暮らし方」や「ものつくりの価値」をあらためて問うたのである
◆エコジレンマとは ・日本は世界一の省エネ技術があります ・国民の環境意識は世界一   なのにエネルギー消費は増え続けているし環境は劣化している。なぜだ?            
◆人間は弱い動物だ  ・エコだからもう少し買ってもいいか  ・エコポイントがついてるから買おう  ・メーカーは使い方の説明が不足している 
◆エコテクノロジー どこのメーカーも同じ物を作る 大量生産が勝つ 日本に勝ち目はない   テクノロジーがライフスタイルを提案しているかどうかが問われる時代がやってきた        
 人間活動の肥大化を如何に停止・縮小できるか?心豊かに暮らすことを担保しながら・・・それが今問われているのである
             

◆ どうやってつくる?    あたらしいものつくり、暮らしかたのかたち
持続可能な社会とは、地球(循環型社会)と人(欲望)のことを考えたものつくり・暮らし方のかたち。 人には生活価値の不可逆性という欲のかたちがある、2030年の厳しい環境制約の中で、これを認めることで描くことのできる新しい暮らしのかたち(ライフスタイル)、その中に必要なテクノロジーを完璧な循環を最も小さなエネルギーで駆動する自然の中に捜しに行く、そして生まれたのが、自然のすごさを賢く活かすネイチャーテクノロジー。  (今までの様にまずテクノロジーありきで、これを使うためにライフスタイルをつくれば、発散型、エコ・ジレンマを起こす)
Application 1  電気の要らないエアコン
Application 2 汚れがつきにくい表面
Application 3 家庭農場
Application 4 水の要らないお風呂
Application 5 微風でも回る風力発電機
アジア地域に影響を与える新しい東北魚山村街つくり 
・今回大きな打撃を受けた海岸エリアは主に1次産業を生業としている。それは、GDP 2.6%(国内1.3%)であり、巨大資本の投入が行われていない地域である。同時に、共同体としての強固な絆が残り、共同体ごとの連携も強固である。
・東北エリアは、食糧自給率100%を超える本州唯一地域である。
・この地の利を生かし、1-2-3次産業複合体が小さなコミュニティーの中で成立する、新しい街づくりを考えねばならない。
・そこでは、若者だけでなく、子供たちや、爺・婆にもしっかりと役割があり、死ぬまで元気に働き、自然と対峙せずその恩恵を楽しみ、祭りや仕事でそのきずなを確かめ、そこで生まれた一級の商材は近くのコミュニティーで消費され、都会からは理想郷と憧れられ、住んでいる人たちは生きることや町に誇りを持ち、無理をしない自給自足型のエネルギー資源システムでエネルギー使用量は震災前の50%を目標とする。
・この街は、小さな循環として成立するが、極上の過剰生産品の流通は東京や世界ともつながる複層型の構造を持つ。
・この街は、今後成長するアジア開発途上国の見本とされ、日本が世界から尊敬されることで、エネルギーや資源の供給が確保されることにもつながらねばならない。

 ◆震災をバネにして復興につなげるということ
バネは縮まないと本来の役割を果たしません。それこそが環境制約だと思います。
 震災をバネにして復興につなげるということは、その制約の中で如何に心豊かな暮らしのかたちを見つけることができるのか、それを問われていることだと思っています。
 物質エネルギー文明の下ではお金が最も輝いたかもしれません、でも、この震災を切っ掛けとして、お金よりも命が輝くあたらしい時代のあることがわかりました。その扉を何とか大きく開けたいと強く思っています。
                 

なおこれは要約のみですので詳しくは
こちらから録音とパワーポイントをご覧ください。


https://skydrive.live.com/redir.aspx?cid=5f7356fb0d50962f&resid=5F7356FB0D50962F!284&parid=5F7356FB0D50962F!103&authkey=!AFvfwDjsTD9jlEQ