1月度新年 基調講演 報告書 | 2012年1月16日 |
講師 | 東北大学 教授 石田 秀輝様 |
タイトル | 「新時代の潮流をつくる」 |
概要 石田 秀輝様は1953年岡山県生まれで、1978年伊奈製陶株式会社(現株式会社LIXIL)入社、空間技術研究所基礎研究所(新設)所長、技術統括部空間デザイン研究所(新設)所長、技術戦略委員会・環境戦略委員会兼任議長CTO、取締役などを経て、2004年より東北大学大学院環境科学研究科教授。工学博士。 特に生物の働きを製品開発に活かすバイオミミクリでは日本の第一人者です。 | |
◆新時代の潮流をつくる とは ー 心豊かに暮らすということ ー 地球環境を考えることは心豊かに暮らすことなのです ◆東日本大震災が、「暮らし方」や「ものつくりの価値」をあらためて問うたのである ◆エコジレンマとは ・日本は世界一の省エネ技術があります ・国民の環境意識は世界一 なのにエネルギー消費は増え続けているし環境は劣化している。なぜだ? ◆人間は弱い動物だ ・エコだからもう少し買ってもいいか ・エコポイントがついてるから買おう ・メーカーは使い方の説明が不足している ◆エコテクノロジー どこのメーカーも同じ物を作る 大量生産が勝つ 日本に勝ち目はない テクノロジーがライフスタイルを提案しているかどうかが問われる時代がやってきた ◆ 人間活動の肥大化を如何に停止・縮小できるか?心豊かに暮らすことを担保しながら・・・それが今問われているのである ◆ どうやってつくる? あたらしいものつくり、暮らしかたのかたち 持続可能な社会とは、地球(循環型社会)と人(欲望)のことを考えたものつくり・暮らし方のかたち。 人には生活価値の不可逆性という欲のかたちがある、2030年の厳しい環境制約の中で、これを認めることで描くことのできる新しい暮らしのかたち(ライフスタイル)、その中に必要なテクノロジーを完璧な循環を最も小さなエネルギーで駆動する自然の中に捜しに行く、そして生まれたのが、自然のすごさを賢く活かすネイチャーテクノロジー。 (今までの様にまずテクノロジーありきで、これを使うためにライフスタイルをつくれば、発散型、エコ・ジレンマを起こす) ◆Application 1 電気の要らないエアコン Application 2 汚れがつきにくい表面 Application 3 家庭農場 Application 4 水の要らないお風呂 Application 5 微風でも回る風力発電機 ◆アジア地域に影響を与える新しい東北魚山村街つくり ・今回大きな打撃を受けた海岸エリアは主に1次産業を生業としている。それは、GDP 比2.6%(国内1.3%)であり、巨大資本の投入が行われていない地域である。同時に、共同体としての強固な絆が残り、共同体ごとの連携も強固である。 ・東北エリアは、食糧自給率100%を超える本州唯一地域である。 ・この地の利を生かし、1-2-3次産業複合体が小さなコミュニティーの中で成立する、新しい街づくりを考えねばならない。 ・そこでは、若者だけでなく、子供たちや、爺・婆にもしっかりと役割があり、死ぬまで元気に働き、自然と対峙せずその恩恵を楽しみ、祭りや仕事でそのきずなを確かめ、そこで生まれた一級の商材は近くのコミュニティーで消費され、都会からは理想郷と憧れられ、住んでいる人たちは生きることや町に誇りを持ち、無理をしない自給自足型のエネルギー資源システムでエネルギー使用量は震災前の50%を目標とする。 ・この街は、小さな循環として成立するが、極上の過剰生産品の流通は東京や世界ともつながる複層型の構造を持つ。 ・この街は、今後成長するアジア開発途上国の見本とされ、日本が世界から尊敬されることで、エネルギーや資源の供給が確保されることにもつながらねばならない。 ◆震災をバネにして復興につなげるということ バネは縮まないと本来の役割を果たしません。それこそが環境制約だと思います。 震災をバネにして復興につなげるということは、その制約の中で如何に心豊かな暮らしのかたちを見つけることができるのか、それを問われていることだと思っています。 物質エネルギー文明の下ではお金が最も輝いたかもしれません、でも、この震災を切っ掛けとして、お金よりも命が輝くあたらしい時代のあることがわかりました。その扉を何とか大きく開けたいと強く思っています。 なおこれは要約のみですので詳しくは こちらから録音とパワーポイントをご覧ください。 https://skydrive.live.com/redir.aspx?cid=5f7356fb0d50962f&resid=5F7356FB0D50962F!284&parid=5F7356FB0D50962F!103&authkey=!AFvfwDjsTD9jlEQ |
食品のリサイクルを中心にした任意団体です。毎月名古屋市内で第四木曜日午後に研究会を行っています。現在約60社の会員がいます。 食品リサイクルだけでなくエネルギーや環境問題全般にわたって 勉強をしています。 ビジターも歓迎です。よければ覗いてみてください。 中部異業種間リサイクルネットワーク協議会(CRN) のホームページは http://www.crn2011.jp/
2012年2月1日水曜日
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